極東西方見聞録

留学や海外一人旅について綴っています

計画性のなさ

 

 

 

32歳でフィリピンに行ってみて

 

なんなら行く前から明確に

推測はしていたのだけれど

 

 

「なんでもっと若いうちにやんなかったかなぁ」

 

やっぱりこう思う瞬間ってある。

 

これは30歳手前勢の誰もが

一度は頭に浮かぶ考えらしく

同じ意見をぶら下げて、持て余していた人物に

何人もフィリピンで出会った。

私もそのうちの一人だ。

 

なにやってんのって思う人だっているだろう。

 

じゃあ早く行動に移しなよって

8年前の自分に、タイムマシーンにのって

会いに行ってみたとする。

 

 

その8年前の自分ははなんて言うだろうか?

 

 

「っでも今は仕事したいし、仕事が大事だから!!!」

 

誰を使ってどんな言葉で説得したって

1000%跳ね除けて

第一優先事項だった仕事を選んだに違いないし

 

 

タイムマシーンに乗って

過去を変えに行ったところで

それは絶対に変わらない。

 

 

そしてだからこそわかることがある。

 

 

教員をやらなかったら、

新しい道は開けていないし、選んでもいない。

 

20代前半から海外に関心があったとしても

あの頃の自分には、大きなリスクを背負える自信も度胸もなかったんだから。

 

 

ありとあらゆる生徒と同僚に出会って、

泣いたり笑ったり、叱って励まして

 

体中の細胞フル動員で人を応援していく中で

 

 

新しい道を自らの意志で選ぶことのできる自分に変わっていった

 

そりゃ嫌なことだって泣いたことだって

たくさんあるけれど

 

 

彼らに出会わなければ今の自分はいない。

 

 

 

世界中に語学を学ぶ方法なんて

五万とあふれている中で

同じ期間に、あんな小さな町の山奥の語学学校を

 

偶然にも選んだあの素敵な人たちには

出会えていない。

 

 

 

ポケモンレックウザ

レベル65になると空を飛ぶを覚えるらしい。

 

それまでいろんなポケモンに出会って戦って、

そうやってやっとこ空を飛ぶを覚えるように

 

 

自分にも相応の修行が必要だったのだ!💡

ポケモンは技マシンで一発で覚える方法があるんだけど)

 

 

 

うん。いい加減に自分がちょっとお馬鹿で

結果オーライ。

 

 

大丈夫。どうせうまくいくんだから。

 

 

 

絶望的な計画性のなさと

素晴らしい出会いに乾杯!

 

 

 

 

 

 

 

 

帰国備忘録

 

常夏のフィリピンから帰国して一週間が経った。

 

涼しいバギオの生活と打って変わって8月の日本は暑い。

 

朝の天気予報士が「今年は10年に一度の酷暑です」って、

毎年恒例のごとく言っているお馴染みの風景が過ぎていく。

 

けたたましく早朝を知らせる蝉の鳴き声が、これでもかと言わんばかりに

ここが日本のであることを寝ぼけた頭に叩き込んでくれた。

おせっかいにもほどがある。

 

それがシンと静まり返ったのは、帰国して5日目の朝だった。

 

夏が過ぎ去る前に、この一週間で慌ててそれらしいイベントを詰め込んで、

即席の夏を満喫した。

32年目になると、夏のイベントは一週間で十分だ。

 

これからのことを少し記録に残そうと、

そう思ったのは、かれこれもう半年以上も前なのに、

ようやく重い腰を上げて動き始めたのは

一か国目の滞在が終わった後だった。

 

行動力なんていうエネルギッシュなものはどうやら持ち合わせていないらしく、

飽きっぽい性格のおかげでこれがいつまで続くのかはわからない。

 

だけれど、バギオへ旅立つ際に、経験者のブログを読み漁って

あーでもこうでもないと情報を集めていたあの時を思い返すと、

これから記録していくことが、人知れず誰かの役に立つことがあるかもしれないとも思う。

 

32歳で教職公務員というこの世で最も安定した職を放り出して、

海を越えた先に勉強しにいく。

同じ境遇の人が一人くらいいるんじゃないかって

経験者のブログを探しても見当たらなかった。

 

それだけ突拍子もないことに挑もうとしていることがなんとなくわかった。

見当たらない分あの時はほんのりと不安が増した気がした。

 

だからって時を戻すことなんてできっこないし、

戻すつもりだってこれっぽっちもなかったわけだから。

ないならなんだ。

作ってみよう、

やってみよう。

それっきゃない。

 

 

できっこないをやらなくちゃ。

 

 

 

ブログの最初の記事かくってむずかしいね